さて、年末年始の休みに読んだ本は、ワインの本、食生活の本、あとこの「
100歳まで元気に生きる!」でした。
この本の作者(ジョンロビンズ)は、なんと皮肉にもバスキンロビンズ(サーティワンアイスクリーム)の創業者が父親。社長継承を放棄して家を出て、その後健康な食生活や生き方の研究を続けた人。前回3冊読んだ「マクガバン」の作者も実家はファーマーで、二人とも健康志向に転向し、牛乳(動物性たんぱく、脂肪)を体に悪いと批判することになったという、、、。もちろん二人とも家族、親戚を心臓発作でなくしたり、病気の人がいるから疑問を持ち始めたということがあるのだけれど皮肉ですな。
作者は、父親から離れて、1969年妻とともに、カナダのブリティッシュコロンビア州の沖合にある小さな島に引越し、一部屋だけのログハウスを建てて10年間住んだ。その間、自分たちで食べるもののほぼすべてを育て、必要な現金はヨガや瞑想を教えて稼いだそうだ。年に1000ドルも使わない生活であったが、そもそも金はあまり必要なく、時間は自分たちのために使うことができたそうである。息子の誕生と成長とともに、結局カリフォルニアに戻り、その後執筆活動によりある程度の経済的保障が得られた。孫も生まれ、3世代で一緒に愛と癒しのある生活している模様。
本書は、まず世界の長寿で元気な老人の住む(んでいた)地域の生活をまとめ(アブハズ、ヴィルカバンバ、フンザ、沖縄)、その生活様式から最初に食事にスポットを当て、運動の重要性、最後に精神的なもの=愛の大切さについてライフスタイル全般をまとめている。
食生活については、マクガバンで見たとおりホールフードのプラントベース、低脂肪、低動物たんぱく、が基本であることが書かれているが、気になったのが、養殖魚の危険性(ホルモン、抗生物質、ワクチン)である。サイエンス誌に乗せられた研究によると、養殖サケに含まれるPCB, ダイオキシン、禁止殺虫剤トクサフェンなどの値が高く、米国環境保護局のガイドラインによると、養殖サケは月に一度しか食べてはいけないことになる。ボストンとサンフランシスコのスーパーで買った養殖サケの切り身は特に汚染されており、月に一度半切れ食べただけでも多すぎるほどだったそうである。。。。
また、2002年、サンフランシスコベイエリアに住む富裕層に対する調査で、メカジキやスズキ、オヒョウ、マグロのステーキを食べる人々は、血中水銀濃度が危険レベルにあることがわかったそうである。ハイタワー医師は、血中水銀濃度の高い患者に、6ヶ月間、魚を食べるのをやめるか、もしくは水銀を蓄積していない天然のサケ、いわし、舌平目、テラピア、小さな貝、甲殻類に限って食べることを指示した結果、患者の水銀濃度は劇的に下がったそうである。ライトツナ缶詰でさえ、安心できないようである。
というわけで、魚は重要な長鎖オメガ3脂肪酸のDHAやEPAの豊富な供給源だが、同時に水銀などの重金属に加えてPCBやDDTやダイオキシンの供給源にもなっている。魚を多く食べる人の乳がんの危険性も50%高かったり、心臓麻痺で死ぬ危険も2倍以上だという。オメガ3脂肪酸を取得するために、魚油カプセルを1日3グラムとれば、DHAとEPAを1グラムずつ取得できるので十分だそうである。また、かわりに亜麻の種の粉末をたっぷりとるか、亜麻仁油を1日スプーンに1,2杯食品にいれてもいいらしい。
また、EPAやDHAのほかに、植物性食品で生活している人に重要なのは、ビタミンB12、ビタミンD、ヨウ素、カルノシンである。鉄分に関しては、動物たんぱくに含まれるヘム鉄と植物に含まれる非ヘム鉄があるが、体内のヘム鉄が過剰な状態になると、フリーラディカル(活性酸素)が生まれ、細胞を墓石、多くの病気につながり、早期老化を招くことになる。植物に含まれる非ヘム鉄はまったく違い、体は必要な量しか取り込まないため多すぎになることがない。
料理油には、オリーブオイルやキャノーラ油のような単価不飽和油を使う。煙が出るまで熱さない。オメガ6不飽和脂肪を多く含んだ油の使用は最小限に抑える。たとえば、コーン、ベニバナ、ひまわり、大豆、綿実の油である。マーガリン、市販菓子、油で揚げた食品に気をつけ、不飽和脂肪酸はとらないようにする。
次に、体を動かすことについて。定期的に運動をすることで、老化を遅くしたり、脳の能力を高めることも発見されている。運動により脳へ供給される酸素が増えるために、脳に無数の毛細血管が作られ、おそらく脳細胞も新たに作られるので、認知能力に決定的な役割を果たすドーパミンやセロトニン、ノルエピネフリンなど脳にある神経伝達物質を増加させるのでアルツハイマーを防止できる。また、運動だけでなく、ビタミンCとEのサプリメントを飲んでいる人も、アルツハイマーにかかる率が78%下がったという報告があるそうで、筆者も取得しているそうである。
少なくとも1日に30分は適度な運動をする。自分を生き生きとさせているものは何か、自分がしたいことは何かを自問する。自分の人生で自らの情熱を表現する方法を見つける。
食、運動とくれば、最後は精神的な部分。愛や癒しの重要性をまとめているのもまたマクガバンとは違う。平和な人間関係を保つことが健康維持に貢献し、一方でストレスと感じる有害な人間関係が病気をもたらすこともある。人に親切にすること、大切な人の苦しみや難問に耳を傾ける時間を作る、もし自分に悩みや病気があるときはサポートグループに参加して理解してくれる人にシェアする、当たり前と思わずに愛情をもった人間関係を育む。
若さの泉を見つけることは、永遠に生きることではない。それは魂の美しさによって自分の人生を導くことである。若さの泉は、遠くにある秘密の場所ではなく、あなた自身の中にあり、あなたが生きている人生の中にある。人生の質は年齢でははかれない。真に重要なのは、人生にどれだけの愛情と知恵と勇気をそそいだかなのである。人生にはとても重要な日が2日あるといわれている。1日は生まれた日で、もう一日は自分が生まれた意味を知る日である。
以上、菜食主義になって運動したからといって、健康に100歳まで生きる保障はないけれども、人生を長い短いに問わず充実したものにするための精神的な部分にまで触れているのが、今まで読んだ本よりもかなり完結していていいかも、と思います。食生活に関しても、マクガバンはひたすら植物ベースのホールフードだったのが、サプリメントも補助的にとることについてや、魚の危険性についても触れてあるのが気に入りました。
そういえば、デトックス終わってから、今年に入り、お肉はほとんど食べてません。だんなが焼いたハムや、前菜にあった生ハムをいただいたけれども。甘いものも、友人作のぜんざい(ブラウンシュガーが少し入ったもの)だけ。反省すべきは、チーズを結構食べてしまったことと、映画を見ているときにポップコーンを食べたこと、ワインを飲んでいることかな・・・どの本もあまりアルコールの害については触れていないのだけれども、酵素を使うという意味でよくないのはわかっているので、食生活は今の調子を保ちつつ、養殖の大型魚を食べるのを避け、少しずつ運動を続け、週に2日は休肝日をもつことを今年の目標の1つにしたいと思います!